ソフトバンク光の「バリューパック」は解約してもいい?

[quads id=1]ソフトバンク光やソフトバンクエアーなどのSoftBankの有料オプションである「バリューパック」を契約している人が解約していいものなのか悩んでいる人も多いようです。

この記事では、ソフトバンク光やソフトバンクエアーのオプションである「バリューパック」について、そして解約する際の注意点などを解りやすくご紹介したいと思います。

※以下、表示金額はすべて「税込」です。

ソフトバンク光・ソフトバンクエアーの「バリューパック」というオプションとは

そもそも「バリューパック」というオプションは、ソフトバンク光をはじめソフトバンクエアーやYahoo! BB ADSL、光withフレッツなどを契約している人向けに提供されていたオプションです。

まずは、ソフトバンク光やソフトバンクエアーなどの有料オプションであったバリューパックについて簡単におさらいしたいと思います。

バリューパックは受付終了したオプション

これからご紹介する「バリューパック」というソフトバンク光やソフトバンクエアーなどの有料オプションは2017年3月31日で受付を終了していますので、オプションとして現在追加契約する事は出来ません。

その為、これからソフトバンク光やソフトバンクエアーなどをこれから新規契約する人には関係ないオプションです。

という事は、現在「バリューパック」を契約している人は、2017年3月31日以前にオプション契約した可能性があるという事になります。

バリューパックは既に受付を終了したオプションです。以前にソフトバンク光などの契約者向けに提供していたサービスなんですよ。

そもそもバリューパックとはどんなオプションなのか

ソフトバンク光やソフトバンクエアーなどの契約者向けの「バリューパック」とは、そもそもどんな事が出来る有料オプションなのかをあまり理解していない人が多いので、簡単にバリューパックについてご紹介します。

ソフトバンク光やソフトバンクエアーなどを契約する際に2017年3月31日まで契約出来た「バリューパック」は「タブレット端末」と「7個のオプション」がセットになった(パックになった)有料オプションです。

タブレット+7個のオプションがセット

バリューパックでセットになっているタブレット端末は、OSはAndroidで東芝製の「A205SB」というソフトバンク専用のモデルの型番です。

注意しなければならないのは、このタブレット端末はレンタルされている訳でなく分割購入している契約になっています。この点は後で詳しくご紹介します。

また、バリューパックには以下の7個の有料オプションがセットになっています。(ソフトバンクエアーの契約者の場合は5個のオプションがセット)

  1. 光BBユニットのレンタル
  2. Wi-Fiマルチパック
  3. 地デジチューナー(R)
  4. とく放題(B)
  5. BBセキュリティ for Smart Device powered by McAfee
  6. BBセキュリティ Internet SagiWall(Android版)
  7. ソフトバンクWi-Fiスポット

参照:バリューパック

バリューパックという有料オプションは「タブレット端末」とソフトバンク光で契約可能な「7個の有料オプション」がセットになっています。※ソフトバンクエアーの場合は5個の有料オプションがセットです。

バリューパックの月額料金について

上記でご紹介したように「タブレット端末」と「7個のオプション」がセットになったバリューパックですが当然有料オプションです。バリューパックの月額料金は以下です。

契約回線月額料金
SoftBank Air2,178円
SoftBank 光
Yahoo! BB ADSL
Yahoo! BB バリュープラン
Yahoo! BB 光 with フレッツ
Yahoo! BB 光フレッツコース
3,278円

参照:バリューパックの料金

上記料金表のように、ソフトバンクエアーを契約している人のバリューパックの月額料金は2,178円です。また、ソフトバンク光などを契約している人は月額3,278円でバリューパックでを利用出来ます。

この月額料金で「タブレット端末」と「7個のオプション」が利用出来ます。

バリューパックでセットになっている7個のオプションを個別に契約すると以下の料金になります。

オプション名月額料金
光BBユニット513円
Wi-Fiマルチパック1,089円
地デジチューナー(R)1,027円
とく放題(B)550円
BBセキュリティ
for Smart Device
powered by McAfee
330円
BBセキュリティ
Internet SagiWall
(Android版)
330円
ソフトバンク
Wi-Fiスポット
513円
月額合計
4,352円
上記表のように7個のオプションを個別に契約すると本来は月額4,352円もしますが、バリューパックならタブレット端末の分割払いも含めて月額3,278円です。

すべてのオプションを使い倒せば、個別でオプション契約するよりもバリューパックは安い計算になりますね。ただ、単純に見えるバリューパックの月額料金の内訳は複雑です。

バリューパックの月額料金については詳しく以下でご紹介します。

ソフトバンク光のバリューパック月額料金の内訳詳細

バリューパックの月額料金はソフトバンク光を契約している人は3,278円、ソフトバンクエアーを契約している人は2,178円ですが、料金内訳は単純ではありません。

ソフトバンク光やソフトバンクエアーの契約は継続して「バリューパック」だけ解約したい人は、月額料金の内訳を理解していた方が良いです。

そこでここからは、バリューパックの料金内訳を解りやすくご紹介します。

タブレット端末代は36回の分割払い

上記でご紹介したように、バリューパックは「タブレット端末」と「7個のオプション」がセットになっています。このセットになっている「タブレット端末」はレンタルではなく、分割払いで購入する契約になっています。

バリューパックのタブレット代金は分割払い契約!
タブレットの価格は5万円超え

ここから結構重要です。

実はバリューパックでセットになっているタブレット端末の販売価格は50,544円なんです。

もし、バリューパックを契約してタブレット端末を持っている人は、タブレット代金50,544円を36回の分割払いで契約しているのです。

タブレット
販売価格
50,544円
分割支払金
(賦払金)
月々1,404円
×36回
支払総額50,544円

参照:バリューパックの料金

分割払いは月々1,404円36回払いです。

バリューパックの契約には、月々1,404円×36回=50,544円を分割払いでタブレットを購入している契約もあるんです。

「えっ?タブレットは実質0円と説明をされた!」
「月額料金には分割払いの明細はないよ!」

そんな人もいる事でしょう。以下で詳しく説明します。

36ヶ月間のパック割でタブレット代が実質無料

ソフトバンク光の契約者がバリューパックに契約すると「パック割」という割引が適用されます。この「パック割」はバリューパック月額料金3,278円から36ヶ月間1,404円割引されます。

少し解りづらいので以下の表にまとめてみました。

バリューパック
月額料金
3,278円
パック割1,404円割引
(36ヶ月間)
割引適用後1,874円

上記料金表を見てください。上記でも散々ご紹介したようにバリューパックの月額料金は3,278円です。そして、バリューパックを契約すると36ヶ月間だけ毎月1,874円が割引になる「パック割」が適用になり割引適用後の料金は1,874円になります。

ここまでは解りますね。

そして、タブレット端末の代金がこれに加わります。

バリューパック
月額料金
3,278円
パック割1,404円割引
(36ヶ月間)
割引適用後1,874円
分割支払金
(賦払金)
月々1,404円
×36回
月額支払
合計
3,278円

バリューパック月額料金から「パック割」適用で36ヶ月間は1,874円…ですが、これにタブレット端末代金の分割1,404円が加わります。

結果、月額3,278円です。

バリューパック契約期間で月額料金をまとめると以下のようになります。

契約期間1ヶ月目~
36ヶ月目
37ヶ月目
以降
バリューパック
月額料金
3,278円3,278円
パック割1,404円割引
(36ヶ月間)
割引適用後1,874円
分割支払金
(賦払金)
月々1,404円
×36回
月額支払
合計
3,278円3,278円

少し複雑ですが文章でまとめると…

バリューパックを契約してから36ヶ月間はパック割で1,404円割引になりますが、37ヶ月目からはパック割はなくなります。しかし、タブレット端末の分割払いは36ヶ月目まで毎月1,404円の支払いが必要ですが、37ヶ月目からは分割払いは終わります。

結果、月額3,278円です。

ご理解頂けましたか?バリューパックはタブレット端末代金を36回で分割払いで購入しますが、36ヶ月間は分割払いと同額のパック割があるので、タブレット端末代金が実質無料になる計算になっています。

ソフトバンク光・ソフトバンクエアーのバリューパックの解約について

さて、ようやく本題に入ります。ソフトバンク光やソフトバンクエアーの契約を継続して、バリューパックだけを解約したい人もいると思います。

上記でご紹介した内容を何となくでもご理解頂いたと思いますので、ここからはソフトバンク光やソフトバンクエアーなどの有料オプションである「バリューパック」の解約に関する事を詳しくご紹介していきます。

解約すると解約金が必要な場合あり

バリューパックというオプションには2年間の契約期間があります。
2年間の契約期間を過ぎると、自動更新されて再度2年間の契約が始まります。

契約期間満了月以外にバリューパックを解約すると解約金の支払いが必要です。

契約期間満了月の当月・翌月・翌々月以外でバリューパックが終了した場合、割引前のバリューパックのプランの月額料金相当額の解除料がかかります。ご利用のインターネット回線サービスの契約成立日が2022年6月30日(木)以前の契約者は、5,000円の解除料がかかります。
引用:SoftBank
バリューパックだけを解約する場合には、5,500円の解約金が必要だと思っていた方が良さそうです。

タブレット代金の分割が残っている場合

バリューパックの料金内訳でもご紹介したように、セットになっているタブレット端末代金は1,404円を36回で分割払いで購入している契約になっています。

その為、バリューパックを契約してから36ヶ月以内に解約すると1,404円の分割払いは残ります。この残った分割金額を一括で支払う必要があります。

例えば、バリューパックを契約してから24ヶ月目に解約したとします。すると、本来支払うべき36回の分割払いが12回残っていますよね。(36回-24ヶ月目=12回の分割残債)

このような場合は1,404円×12回=16,848円を解約時に一括で払う必要があります。

バリューパックを36ヶ月以内で解約すると、タブレット端末代金を実質無料にしていた「パック割」がなくなるため、残った分割代金を一括で支払う必要が出てきます。※残債を分割で支払ってもいいようです。

バリューパックは2017年3月31日で新規受付を終了しているため、契約中の人は2017年3月31日以前に契約しています。例えば、契約受付終了日である2017年3月31日に契約したとしても36ヶ月後(3年後)は2020年3月31日です。その為、現在バリューパック契約中の人はこのタブレット端末代は支払い終わっている可能性が高いです。
バリューパックを契約してから36ヶ月以内に解約する際には、解約金以外にもタブレット端末代金の分割払いの残債も支払う必要があります。

解約方法と解約費用の確認

バリューパックだけの解約を検討している人は、上記のように解約に伴う費用も知っておく必要があります。何故なら、解約金やタブレット端末の分割払いが一度に請求された場合に支払いが大変にならないようにするためです。

バリューパックの解約方法、契約期間、そして今解約すると解約金などの支払いはいくらになるのかを調べるには、コールセンターに電話をする事が一番早いです。

バリューパックの
解約や問い合わせ
ソフトバンク光を
契約中の人
電話番号:186-0800-111-2009
受付時間:10時~19時
SoftBank Air
Yahoo! BB ADSLを
契約中の人
電話番号:186-0800-111-820
受付時間:10時~19時
Yahoo! BB 光サービス
(withフレッツ)を
契約中の人
電話番号:186-0120-981-030
受付時間:10時~19時
Yahoo! BB for Mobileを
契約中の人
電話番号:186-0120-965-343
受付時間:10時~19時

参照:サポートセンター

ますは上記の電話番号へ電話をして、ガイダンスに従って該当番号を押してください。オペレーターに繋がったら「バリューパックの解約を検討している事」「解約すると費用はいくらになるのか」を必ず確認するようにしましょう。

まとめ

この記事ではソフトバンク光やソフトバンクエアーをはじめとする有料オプション「バリューパック」の詳細と解約についてを詳しくご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?

バリューパックというオプションはソフトバンク光やソフトバンクエアーなどの契約者が以前契約できたオプションで「タブレット端末」と「7個のオプション」がセットになっています。

タブレット端末の代金は1,404円を36回で分割払いする契約ですが、36ヶ月間はパック割で1,404円割引されて実質無料です。そこが落とし穴で36ヶ月以内に解約してしまうとタブレット代金の分割の残債を支払う義務が生じます。

また、バリューパックには契約期間があり、契約期間中の解約は解約金の支払いも生じます。解約する前に契約期間と解約金などの費用を確認する事をおすすめします。